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マットレスの選び方は体重が基準 硬さのN値目安表と診断チェックリスト

マットレスの選び方で体重をどう考えればいいか分からず、口コミやランキングだけで決めようとしている人は多いはずです。同じマットレスでも自分の体重に合わなければ、硬すぎて肩が痛い、柔らかすぎて腰が沈むといった失敗につながります。

この記事では、体重別のニュートン(N)の目安と寝姿勢による調整の考え方に加え、反発弾性率と硬さを混同しやすいポイント、ニトリで選ぶときのチェック方法まで、判断の軸を1つずつ整理します。

この記事を書いた人
マットレス比較ラボ編集部素材と硬さと価格から、自分に合うマットレスを選ぶための解説メディア

各メーカー公式サイトの案内やJISの試験規格、複数の寝具系メディアの目安を突き合わせ、体重を軸にした選び方を整理しています。断定的な優劣づけはしません。

マットレスの選び方は体重を軸に考える

体重に合わせてマットレスを選ぶイラスト

マットレスの選び方で最初に確認したいのは、体重に合った硬さかどうかです。体重が重いほど体は深く沈み込みやすく、逆に体重が軽いと硬いマットレスでは体にフィットしにくくなります。まず体重を基準に硬さの範囲を絞り込み、そこから寝姿勢や体型で微調整していく順番で考えると、店頭やECサイトで数多くの商品を前にしても選択肢が絞りやすくなります。

硬さが体重に対して合っていないと、寝返りがしにくくなったり、体の一部にだけ圧力が集中したりします。次の章で、体重帯ごとのニュートン(N)の目安を具体的に確認しましょう。

体重で必要な硬さが変わる理由

体重が重い人が柔らかいマットレスを使うと、腰やお尻の重い部分だけが深く沈み込み、寝姿勢の軸である背骨のラインが崩れやすくなります。反対に体重が軽い人が硬いマットレスを使うと、体とマットレスの間にすき間ができ、肩や腰に圧力が集中しやすくなります。体重によって必要な沈み込みの深さが変わるため、硬さもそれに合わせて選ぶ必要があります。

硬さ以外に見る寝姿勢と体型

体重だけでなく、ふだんの寝姿勢と体型も硬さの感じ方に影響します。仰向けが多いか横向きが多いかで、体の圧力がかかる場所が変わるためです。骨格が同じ体重でも、筋肉質でがっしりした体型と、細身で華奢な体型では沈み込み方が異なります。

  • ふだんの寝姿勢は仰向け中心か横向き中心か
  • 体型は筋肉質、標準、細身のどれに近いか
  • 今のマットレスで沈み込みすぎ、または底つき感があるか
  • 寝返りのときにきしみや引っかかりを感じるか
  • パートナーと使う場合は体重差がどれくらいあるか
💡 ここだけ押さえる

体重は硬さを選ぶ出発点であって、唯一の基準ではありません。寝姿勢や体型による微調整の考え方は、次の章以降で具体的に説明します。

体重別に見るマットレスの硬さの目安とおすすめの考え方

体重別のマットレスの硬さを比べるグラフのイラスト

体重別のニュートン(N)の目安は、体重50キロ未満でおおむね100から150ニュートン、50キロ以上80キロ未満で150ニュートン前後、80キロ以上100キロ未満で150から180ニュートン、100キロ以上で180から200ニュートン程度が、複数の寝具系メディアで共通して示される範囲です。これは業界統一の基準ではなく、各メディアが案内している目安である点に注意してください。

あくまで目安の範囲であり、実際の製品のニュートン値はメーカーごとに異なります。表で範囲を確認したうえで、体型による調整の考え方も見ていきましょう。

体重帯別のニュートン(N)の目安表

下の表は、複数の寝具系メディアが案内している体重帯別のニュートンの目安を1枚にまとめ直したものです。同じ体重帯でも横向き寝の人はやや低めの数値を、仰向け寝の人はやや高めの数値を選ぶ目安になります。

体重帯N値の目安傾向
50キロ未満100~150N程度柔らかめが体になじみやすい
50~80キロ未満150N前後標準的な硬さの製品が多い層
80~100キロ未満150~180N程度沈み込みを抑えるやや硬めが目安
100キロ以上180~200N程度底つき感を避けるためしっかりした硬さが目安
⚠️ 注意したい点

ここで示した数値はあくまで複数メディアの目安であり、公的な統一基準ではありません。実際に購入する製品のニュートン値と対応する体重の目安は、必ずメーカーの公式サイトで確認してください。

体型による硬さの微調整

同じ体重でも、筋肉質でがっしりした体型は体の一部に重みが集中しやすく、やや硬めのほうが沈み込みすぎを防げます。反対に骨格が華奢で脂肪の柔らかい体型は、表の目安よりもやや柔らかめのほうが体になじみやすいとされています。

  • 筋肉質でがっしりした体型は表の目安よりやや硬めを検討する
  • 標準的な体型は表の目安をそのまま基準にする
  • 細身で華奢な体型は表の目安よりやや柔らかめを検討する
  • 体型に迷う場合は標準的な硬さから試す
編集部

表の数値はあくまで出発点です。試し寝ができる店舗では、実際に横になって腰やお尻の沈み込み方を確認してから選ぶと失敗しにくくなります。

反発弾性率と硬さを混同しない硬さの正しい理解

反発弾性率と硬さの違いを確認するイラスト

反発弾性率と硬さは、マットレスの選び方でよく混同される別の指標です。反発弾性率は跳ね返る力の強さを示す数値で、硬さはニュートンで表される沈み込みにくさの数値であり、試験方法も基準になる規格も異なります。「高反発だから硬い」とは限らないため、この2つを分けて理解しておくと製品選びで迷いにくくなります。

それぞれどの規格で、どう測定されているのかを具体的に確認しましょう。

反発弾性率とJIS K6400-3

高反発と低反発を分けるのは反発弾性率で、JIS K6400-3の試験で測定します。直径16ミリメートル、16グラムの鋼球を500ミリメートルの高さから落とし、跳ね返った高さの百分率で表す方法です。ウレタンフォーム工業会によると、高弾性(高反発)は50パーセント以上、低反発は15パーセント程度以下(目安2から4パーセント)とされています。

硬さを決めるJIS K6400-2

硬さを数値化するN値は、反発弾性率とは別のJIS K6400-2という規格で測定します。A法では試験片を40パーセントまで圧縮し、静止させてから30秒後の力を測定します。D法では25パーセントまで圧縮し、静止させてから20秒後の力を測定する方法で、どちらもニュートン(N)の単位で表示されます。

項目反発弾性率硬さ(N値)
何を表す数値か跳ね返る力の強さ沈み込みにくさ
試験規格JIS K6400-3JIS K6400-2
区分の目安高弾性50%以上、低反発15%程度以下やわらかめ、ふつう、かため(製品ごとにN値表記)
⚠️ 注意したい点

家庭用品品質表示法に基づくクッション材の硬さ区分は、やわらかめが60N未満、ふつうが60から100N、かためが100N以上とされています。これはクッション材向けの試験片が基準で、市販マットレスがカタログで示す150から200N台の数値とは条件が異なるため、単純に同じ物差しで比べられません。

  • 反発弾性率は跳ね返る力、硬さは沈み込みにくさで別の指標
  • 高反発だからといって硬いとは限らない
編集部

「高反発マットレス」という名前だけを見て硬いイメージを持つ人は多いですが、実際の硬さは製品ごとのニュートン表記で確認しないと分かりません。名前とN値は別々にチェックする習慣をつけましょう。

寝姿勢別に見る硬さの選び方 横向きと仰向け

仰向けや横向きで寝る姿勢を確認するイラスト

寝姿勢によって、体重が同じでも合う硬さの範囲は変わります。横向き寝は肩と腰の出っ張りを沈める必要があるためやや柔らかめが合いやすく、仰向け寝は体重帯の目安どおりの硬さがそのまま当てはまりやすい傾向があります。うつ伏せ寝が多い人は腰が反りやすく、仰向けや横向きとはまた異なる基準で硬さを考える必要があります。

それぞれの寝姿勢で、なぜその硬さが合いやすいのかを具体的に見ていきましょう。

横向き寝はやや柔らかめが基準

横向きで寝ると、肩とお尻の出っ張った部分に体重が集中します。この部分が十分に沈み込まないと、肩や腰が圧迫されて負担を感じやすくなります。横向き寝が中心の人は、体重帯の目安よりもワンランク柔らかめを検討する余地があります。

仰向け寝は目安がそのまま当てはまる

仰向けで寝ると体重が背中全体に分散されるため、横向きほど極端な調整は必要になりにくく、体重帯別の目安がそのまま参考になりやすい寝姿勢です。ただし腰の部分だけが沈み込みすぎると、背骨が反った状態になり負担がかかります。

寝姿勢合いやすい硬さの傾向理由
仰向け体重帯の目安どおり体重が背中全体に分散されるため
横向き目安よりやや柔らかめ肩とお尻の出っ張りに圧力が集中するため
うつ伏せ目安よりやや硬め腰が反りやすく沈み込みすぎを避けたいため
  • 仰向けで腰の下にすき間ができすぎていないか
  • 横向きで肩がマットレスに沈み込みすぎていないか
  • 寝返りのときに体がスムーズに転がるか
  • 数分間横になったあとも痛みや痺れを感じないか
  • パートナーと使う場合は寝返りの振動が伝わりすぎないか
💡 ここだけ押さえる

うつ伏せ寝が多い人は、腰が反りやすいためやや硬めを選び、腰の下が沈み込みすぎないようにする視点も参考になります。

腰痛や肩こりが気になる人の選び方の考え方

体を休めてくつろぐイラスト

腰痛や肩こりが気になる場合、腰は沈み込みすぎない硬さ、肩は圧力が集中しすぎない柔らかさが選び方の目安になります。ただし、マットレスの見直しは日々の負担を減らす工夫のひとつであり、痛みや痺れが続く場合はマットレスだけで判断せず、早めに医療機関へ相談することが大切です。自己判断で我慢し続けないようにしましょう。

腰と肩では逆方向の考え方になりやすいため、それぞれ分けて確認しましょう。

腰は沈み込みすぎない硬さを選ぶ

腰やお尻は体の中でも重みが集中しやすい部分です。柔らかすぎるマットレスだと、この部分だけが深く沈み込み、寝ている間に背骨が反った状態になりやすくなります。体重帯別の目安を基準にしつつ、柔らかすぎない範囲で選ぶことが、腰への負担を抑える考え方のひとつです。

肩こりは体圧分散を優先して選ぶ

肩こりが気になる場合は、肩まわりの圧力が一点に集中しない体圧分散を優先する考え方があります。硬すぎるマットレスは肩の出っ張りが十分に沈まず、圧迫感が続きやすくなるため、体重帯の目安よりもやや柔らかめを検討する余地があります。

⚠️ 注意したい点

マットレスの見直しは日々の負担を減らす工夫のひとつであり、腰痛や肩こりの診断や治療を行うものではありません。痛みや痺れが続く、悪化しているといった場合は、自己判断で様子を見ず医療機関を受診してください。

編集部

腰痛対策は硬め、肩こり対策は柔らかめと逆方向の情報が並ぶため迷いやすいポイントです。両方が気になる人は、まず体重帯の目安を基準にし、実際に横になって沈み込み方を確認する方法をおすすめします。

ニトリで選ぶときの体重別チェックポイントと診断のコツ

マットレス選びの診断チェックをするイラスト

ニトリでマットレスを選ぶときも、まず自分の体重帯に合うニュートンの目安を確認し、そのうえで店舗の商品タグや公式サイトの表記と照らし合わせる流れが基本になります。ニトリはポケットコイル、ボンネルコイル、高反発ウレタン、低反発ウレタンなど幅広い構造を扱っているため、同じ体重帯でも構造によって沈み込み方が変わる点に注意が必要です。

具体的な確認の手順と、自宅でできる簡単な診断のコツを見ていきましょう。

ニトリの主な構造タイプと体重帯の相性

ニトリのマットレスは大きく分けて、面で支えるボンネルコイル、点で支えるポケットコイル、ウレタン素材の高反発、低反発タイプがあります。体重が重めの人はポケットコイルや高反発ウレタンのしっかりしたタイプ、体重が軽めの人は低反発タイプや柔らかめのポケットコイルが候補になりやすい傾向です。

店舗の試し寝で確認したいコツ

店舗で試し寝をする際は、仰向けと横向きの両方の姿勢を数分ずつ試し、腰の下にすき間ができていないか、肩が沈み込みすぎていないかを確認します。可能であれば、店員に自分の体重帯を伝え、その体重帯で選ばれることが多いシリーズを尋ねてみるのも有効な確認方法です。

  • 自分の体重帯とN値の目安を事前に把握しておく
  • 商品タグや公式サイトでその製品の構造とN値表記を確認する
  • 仰向けと横向きの両方の姿勢で数分試し寝をする
  • 腰の下のすき間や肩の沈み込み具合を確認する
  • 迷ったら店員に体重帯を伝えて相談する
💡 ここだけ押さえる

同じニトリの製品でも構造によって体重帯との相性は変わります。店舗の商品タグに書かれたニュートン値を、この記事の体重帯別の目安と照らし合わせて確認してください。

よくある質問

体重別におすすめの硬さの目安はどれくらいですか

複数の寝具系メディアの目安では、体重50キロ未満で100から150ニュートン、50から80キロ未満で150ニュートン前後、80から100キロ未満で150から180ニュートン、100キロ以上で180から200ニュートン程度とされています。これは業界統一の基準ではなく各メディアが案内している目安であり、横向き寝が中心の人はやや柔らかめ、うつ伏せ寝が中心の人はやや硬めを検討する余地があります。実際に購入する製品のニュートン値は、必ずメーカーの公式サイトや商品タグで確認してください。

反発弾性率と硬さはどちらを見ますか

どちらも別の指標なので、両方を分けて確認する必要があります。反発弾性率はJIS K6400-3で測定する跳ね返る力の強さで、高反発、低反発を分ける基準です。硬さはJIS K6400-2で測定するニュートンの数値で、体重に合わせて選ぶ基準になります。「高反発だから硬い」とは限らないため、製品の説明で両方の数値が示されているかを確認すると選びやすくなります。

横向き寝は柔らかめを選んでいいですか

横向き寝は肩とお尻の出っ張りに体重が集中するため、体重帯の目安よりもワンランク柔らかめを検討する余地があります。ただし柔らかすぎると腰が沈み込みすぎて背骨が反った状態になりやすいため、目安から極端に離れた柔らかさは避けたほうが安全です。可能であれば横向きの姿勢で数分間試し寝をし、肩の沈み込み方を確認してから選んでください。

ニトリで体重以外に確認する点は

体重帯のニュートンの目安に加えて、ポケットコイルかボンネルコイルか、高反発か低反発かといった構造の違いを確認してください。同じ体重帯でも構造によって沈み込み方や耐久性の傾向が変わります。型番や価格、サイズは改定されることがあるため、購入前に商品タグや公式サイトで最新の表記を確認することも欠かせません。

まとめ

マットレスの選び方は、まず体重に合ったニュートンの目安を確認し、そこから寝姿勢や体型で微調整する順番で考えると迷いにくくなります。反発弾性率と硬さは別の指標であり、「高反発だから硬い」と決めつけないことも大切です。腰痛や肩こりが気になる場合は硬さの考え方が逆方向になりやすいため、体重帯の目安を基準にしながら実際に試し寝をして確認してください。

ニトリを含む各ブランドで選ぶときも、体重帯の目安と商品タグのニュートン表記を照らし合わせる流れは共通です。硬さの目安をより詳しく知りたい人は硬さのカテゴリ、ブランドごとの違いを比べたい人は比較のカテゴリ、素材ごとの特徴を確認したい人は素材のカテゴリもあわせて参考にしてください。

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